イラストレーター初心者のためのロゴ作成!の考え方【イラレ】


こんにちは!なんやるです。
今回は、初心者グラフィックデザイナーに向けて
『どうやってロゴデザインしているの?』という
疑問を解決していこうと思います。

・ロゴデザイン制作までの流れ
・ロゴ制作時の流れ

を主にお話しできたらと思っています。
あくまでもなんやる流となりますので鵜呑みにはせず、「こういうやり方もあるのか」くらいで考えてみてください。
そして自分なりのやり方、答えも見つけてみてください。

では良かったら最後までお付き合いください!

※この記事は約20分で読み終わります。


こんな人におすすめ

・グラフィックデザイナー初心者です!
・ロゴデザインを始めたいけどなにから始めたらいい?
・ロゴをデザインをするときの流れが知りたい

デザイナー目線の流れは確かに気になる。

NanyaL

特に初心者の方は気にする人が多いと思うから記事にしていくよ!

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ロゴマークと言われて何を想像しますか?
初心者の方の多くは『マーク』+『文字』を想像するのではないでしょうか?

もちろん上記の物もロゴマークなのですが、実はロゴにはいくつか種類が存在します。

ロゴデザインとは

ロゴデザインとは、企業やブランドのアイデンティティを視覚的に表現するためのデザインのことです。単なる装飾ではなく、企業の理念や価値を象徴するシンボルとして機能します。

ロゴデザインの役割

  • ブランドの認識: 一目で企業やブランドを識別できる
  • 信頼感の構築: プロフェッショナルなデザインは信頼につながる
  • 差別化: 競合他社と明確に区別する
  • 視覚的な印象: 記憶に残りやすく、強い印象を与える

ロゴの種類

  1. ワードマーク(ロゴタイプ) – 企業名をスタイリッシュにデザイン
  2. シンボルマーク – 記号やアイコンを使ったロゴ
  3. コンビネーションマーク – テキストとシンボルを組み合わせたロゴ
  4. エンブレムロゴ – 特定の枠や形の中にテキストやシンボルを配置

AI先生さすがの回答ですね、ブロガーの存在意義すら危ぶまれます。

とはいえ初心者だとなんとなくは分かるけど、完全には理解できませんよね?
なので初心者グラフィックデザイナーでも分かり安く図解したいと思います。

ワードマーク(ロゴタイプ)

ワードマークとは文字だけで構成されたロゴになります。
ロゴタイプなんて呼ばれ方もします。

文字のみで会社や店舗名を表現したものになります。
GoogleやSONYなどのロゴがこれにあたりますね。

シンボルマーク

シンボルロゴはマークのみで表現をしているロゴになります。

上記のように文字は基本的に使われません。
AppleやNikeが代表例です。

コンビネーションマーク

マークと文字を合わせた、皆さんが思い浮かべる『ロゴマークと言えば!』というロゴマークです。

THEロゴマークですね。
これは様々な企業で使用されています。

エンブレムロゴ

説明が少し難しいですがマークの中にロゴタイプ(文字)を埋め込んだロゴマークになります。

ハーレーダビッドソンなどのロゴがこれにあたります。

これらをひっくるめてロゴデザインと呼ばれています。
企業やお店によって色も形もデザインもタイプもすべて違います。

さて簡単にですがロゴの種類についてお話しさせていただきました。
ここからはロゴの意味について考えてみましょう。

多くの企業にとってロゴはシンボルマークになります。

コンビニや、ファーストフード店、レストランなど、思い浮かべた時にロゴマークが浮かぶお店が多くないでしょうか?

街中を車で走っているときに『コンビニないかなー』と探していると見慣れた7の文字。
あ!セブンイレブンだ!なんて瞬間がありませんか?

これがロゴマークの力のひとつです。
マークを見ただけでその企業を理解できてしまうわけです。

またロゴマークには様々な企業の想いをのせます。

例えばスターバックス。
スターバックスのロゴにはギリシャ神話に登場するセイレーンが起用されています。
セイレーンとは、美しい歌声で船乗りを惑わせる存在です。
スターバックスの創業者たちは、コーヒーの魅力をこのセイレーンの誘惑に重ね合わせ、ブランドのシンボルとして採用しました。

つまりロゴマークは人々の認知と企業の想いを掲げているわけです。

ちなみに僕のサイトのロゴは立方体なのですが、これは電話中に退屈になるとメモ用紙に立方体ばかり書いていて妙に好きな図形だったんです。

四角形というのは信頼や堅実性のを意味しているためロゴにピッタリだなと思い起用しました。

企業の数だけロゴがあり、ロゴの数だけ想いがあるという訳です。

NanyaL

もちろん、意味はないけどカッコいいからという理由で作成する方もいますが・・・

さて、ここからは一般的な対企業、SHOPなどクライアントさんがいる場合のロゴ作成の流れについてお話ししていきます。
ロゴ作成には大きく分けて6つのブロックに分かれます。

ロゴ作成の流れ

①. 目的を明確にする
まず、ロゴの用途やブランドのコンセプトをしっかりと定めます。企業・個人の理念やターゲット層を考え、「どんな印象を与えたいのか」を明確にします。

②. リサーチとアイデア出し
競合のロゴや業界の傾向を分析しつつ、ブランドの特徴をどう表現するかを考えます。

③. スケッチ・ラフデザイン作成
アイデアをいくつかスケッチし、シンプルな形や印象的な構成を探ります。

④. Illustratorにデザインを落とし込む
Illustratorなどのデザインソフトを使い、スケッチをもとに清書。

⑤. フィードバックをもらい調整
デザインを関係者やターゲット層に見せて意見を聞き、必要に応じて微調整。

⑥. 完成

以上が対クライアントのロゴ作成の流れになります。
多くのロゴデザイナーがこの流れで作成しているのではないかと思います。

①. 目的を明確にする
この項目が一番重要と言っても過言ではないです。
ここではクライアント(依頼者)の考えていることをまとめます。
多くのデザイナーはヒアリングシートというものを用意して、事細かく内容を聞いていきます。

ヒアリングシートはロゴ作成の中で7~8割を占めるんじゃないかと思うくらい重要です。
ヒアリングシートは企業の想いや、ロゴは複雑なのかシンプルなのか、色は何色くらい使うのかなどなど
ロゴを作る際に必要な情報をまとめたものになります。

企業名はもちろん、ロゴのデザインの方向性、ターゲット、コンセプト、参考にしたいロゴの有無など
これを聞き出さないと、企業そっちのけのデザイナー100%の作品になってしまいます。
そうならないためにヒアリングというのはグラフィックデザイナーは重要視しています。

②. リサーチとアイデア出し
ヒアリングが終わると今度はアイデアをまとめます。
②のアイデアをまとめるときは、ノートに書きなぐったり、マインドマップを使用する人が多いようですね。

※マインドマップ

マインドマップを使用すると相手が伝えたい情報を視覚化し整理することが出来る手法です。
ヒアリング、マインドマップなどはまた別記事で詳しく解説する予定ですが、上記の画像で簡単に説明をすると

『NanyaL desing food』という食品会社から依頼があったとします。
ここでは『食文化に革新を』というスローガンで活動しています。
食を通じて新たな価値を生み出しイノベーションを起こしたいと思っています。
複雑なデザインよりは、事務的な感じ。
色の指定はカラフルだが3~4色で収めてほしい。

のような依頼だったとしましょう、文字だけだとゴチャゴチャでなんのこっちゃって感じですよね。
これをきれいに整理して必要な情報だけを上記のように抜粋するのがマインドマップの使い方です。
これがあると作成途中に迷子になりません。

これを基にラフデザインを起こしていきます。

③. スケッチ・ラフデザイン作成

マインドマップやメモなどを参考に、ノートやスケッチブックなどに鉛筆でスケッチをしていきます。
スケッチもまた自分の中のデザイン像を可視化するのに必要になります。

とにかく大切なのは目に見えない情報を可視化して情報の事故を起こさないようにするという感覚です。

④. Illustratorにデザインを落とし込む

いざ、Illustratorの出番です。
スケッチしたものをIllustratorに落とし込んでデザイン開始です。
完成したら次に進みます。

⑤. フィードバックをもらい調整
作成したものをクライアントさんに提案します。
ここをこうして欲しいなどご意見があれば修正し、特に問題なければそのまま完成です。

⑥. 完成

これが一般的なロゴデザインの流れになります。

さてここからは、あくまでも1人のロゴデザイナーのロゴ制作ルーティンになります。
『こういう人もいるのか』くらいで捉えておいてください。

NanyaLロゴ作成の流れ

①. 目的を明確にする

②. Illustratorにデザインを落とし込む(リサーチとアイデア出しラフデザイン作成含む)

③. フィードバックをもらい調整

④. 完成

なんかすごいスッキリしたな

NanyaL

そうなのよ、簡単に解説します

前置きとして僕は基本的にせっかちで、1個1個作業をこなしていくというより、「これとこれは同時進行で行けるな」と考えてしまい常に何か端折れないかを考えています。
絵もうまくないのでスケッチが苦痛、自分の頭にあるデザインをさっさとIllustratorに落とし込みたいなど

せっかちを極めたせっかち野郎なわけです。

そんな僕のロゴ制作ルーティンは端折りに端折ったものになっているのですごく一般的に比べてスッキリしていると思います。

軽く説明をさせて頂くと


①. 目的を明確にする
これに関しては一般的と一緒ですが、上記で書いた通りヒアリングシートを用いたりしますが、メール、電話の方が早い場合はそれで済ませることもあります。

②. Illustratorにデザインを落とし込む(リサーチとアイデア出しラフデザイン作成含む)
『一般なロゴ作成』でいう所の②~④を詰め込んだ形です。

『アイデア出し』、『ラフ作成』、『Illustratorに落とし込む』などはすべて同時進行で行っています。
マインドマップなども使ったことはあるのですが正直時間がかかりすぎてやめました。
アイデアは作りながら考えます、その方が早いし性に合っていました。

スケッチも稀に行いますが、絵が下手という事もあり、個人的にはIllustrator上で行う方が早いことに気が付き、ノートに描くくらいならさっさとIllustrator上で作業を行います。

リサーチなどの作業も同時進行です。デザインが煮詰まったらリサーチ、煮詰まったらリサーチを繰り返している感じです、これは息抜きも兼ねての行動としています。

僕はロゴ作成に限らず、グラフィックデザインは短距離走と同じだと思っていて
いかに短時間で作成しきれるかを重要視しています。
そして短距離で力を出し切り、それでも終わらなかったら・・・

③~④は一般的なロゴ作成と一緒ですね!

こんな感じです。

初心者グラフィックデザイナーに伝えたい事

初心者の方にお伝えしたかったのが、グラフィックデザインを調べると『グラフィックデザインはこうやれ』という情報が多いように感じますが
僕は一概にはそうじゃないと思っていて、僕みたいにせっかちな人、慎重な人など様々な人たちがいる中で、己の性格を知り、自分の中の最適解を見つけるのがいいのではないかと思っています。

初心者の頃は何をすればいいかも分からないでしょうから、もちろんテンプレ通りに動いてもらっていいと思いますが、そのテンプレのせいで『合わない』と諦めてしまう人もいるのかもしれないと思うともったいないと思い、NanyaL流ロゴ作成を書かせていただきました。

参考になるかは分かりませんが『こんな変なデザイナーもいるんだな』と思っていただけると幸いです。笑

NanyaL

とにかくなんでも楽しくやりたいよね

今回長くね?

NanyaL

過去最多の文字数・・・こんなに書くつもりなかったんだけど・・・

いかがでしたでしょうか?『イラストレーター初心者のためのロゴ作成!の考え方』でした。

ロゴ、そしてロゴデザインについて、さらにせっかち野郎の僕についてなんとなく理解できましたでしょうか?
僕は昔から型にはまるというものを敬遠してしまう節があり、自分が気持ちのいい行動を追求していました。

こんな奴でもグラフィックデザインをやれているわけですから、少しでも興味が沸いたら一緒にやってみませんか??

このようにこのブログでは初心者の方がグラフィックデザイナーになれるブログを更新中です。

初めからうまくいくわけはありません、Illustratorの操作などで困ったときは、最近YouTubeLiveを始めてみましたので気軽に遊びに来てください!
もちろんIllustratorで分からないことなどもお答えしますよ!

これからも

何かを始めてみたいけど何の取り柄もない・・・
・副業してみたいけど出来る事を探している
・デザインには興味あるけど何から始めたらいいのか分からない

という方向けに有益な情報をお届けできたらと思っていますので引き続きご愛読いただけると幸いです。