見ることも勉強!グラフィックデザイン初心者は他のデザインを『多面的』に見て分析し、考えてみよう。

1.はじめに
- こんにちは!なんやるです。
- 今回はデザインを見て自分の感覚を養おうという精神面の勉強です。
初心者頃、僕は何をしてデザインを覚えていったのか、そして独学で覚えていったのかという事を昔を思い出しながら書いていこうと思います。
結論としては、デザインが出来るようになることも大切ですが、それ以上に考え、分析し、理解することは非常に大切であり、成長の速度がかなり変わってくると思っています。
正直、デザイン力は考える力が養えれば勝手に上達します。
僕には合っていたやり方なので記事となりますので鵜呑みせず『まぁそういう考え方もあるよね』くらいのニュアンスでご覧になっていただければと思います。
では良かったら最後までお付き合いください!
※この記事は約15分で読み終わります。

こんな人におすすめ
・グラフィックデザイナーが何を考えて作業しているか気になる
・デザインに大切なものを知りたい
・アイデアが詰まって前に進めなくなってしまった人

デザインなんて作れればいいんじゃないの?

デザインが作れても、それが上達に繋がるかは別問題だと思うよ!
2.興味があればこちらもどうぞ
■前回の記事■
必須!?初心者が覚えるべき機能!クリッピングマスクの極意
3.僕が初心者の頃やっていたデザインの勉強

ある程度イラレの操作にも慣れ、簡単なPOPくらいなら作れるくらいになった頃、ふと自分のデザインにバリエーションがない・・・という事に気が付きました。
人間不思議なものである程度操作が出来ると『なんだ簡単じゃん!』という、いい意味でも悪い意味でも勘違いをしてしまう瞬間があります。
ある程度デザインをこなしある時ふと自分の作成したデザインのフォルダを見て、どんなもの作ったのかなー?と何の気なしに見てみたことがありました。
バリエーションが少ない・・・
そう、真似して作った作品がとにかく多かった。
そして自分が完全にオリジナルで作った作品のクオリティーが低かった。
という事に気が付いたのです。
『ただ真似して作って、人から評価されて浮かれてただけやん・・・』
その時に『勉強しないと・・・』と思ったわけです。
そうだ!デザインの本を買おう!そう思って本屋に行ったんですが

めちゃくちゃ高いんですよあいつら!2000円~4000円とかするんですよ!
今度本屋行ったら値段見てみてくだい。
その頃の僕はまだ仕事でやっていただけで、グラフィックデザインは楽しいとは思っていましたが、本腰いれてやろうなんて事は思っておらず。
いやいや、勉強の為とはいえこの金額は・・・だったらうまいもん食いたいわ・・・と思ったわけです。
なので無料で出来ることはないか探してみました。
今はとてもいい時代で、ネットでちょちょいっと調べたり、お出かけしたり、本屋に行けばいくらでもデザイン作品が出てきます。
・ピンタレスト
・Googleの画像検索
・Instagram
・電子書籍
・本屋での立ち読み
・CDのパッケージ
・街中の看板、ロゴマーク
などなど山ほどデザインに触れれる機会があります。
僕は少し時間が空いたら他の人の作品を調べたり、買い出しのついでに雑誌を立ち読みしに行ったりよくしていました。
初めのうちは、この作品良いなーとかこの色合いいいなーとか表面的な事ばかりに目がいっていました。
ただそれを真似したら今までと一緒。
真似ではなく、上手く活用する方法はないかなーと考えていた時に、今も継続している
『多面的な捉え方』
を実践するようになりました。
これを始めてから、デザインのクオリティーやオリジナリティーが上がっていきました。
4.デザインを多面的に見てみよう

多面的とは
「多面的(ためんてき)」とは、一つの物事について、いろいろな角度や観点から見ること、またはさまざまな側面を持っていることを意味します。
初めに僕は「なぜ真似になってしまうのだろうか?」と考えてみることにしました。
答えはいたって簡単で
『楽だし、すでに評価されているから』
に尽きると思います。
楽して自分は出来ているように感じていたという事なんですね。
今思うと早めに気が付いてよかったなと思います・・・
そこからデザインを多面的に見てみるという事をするようにしました。
例えば雑誌を読む時、パラパラめくった時にやたら目を引くページがある。
そのページをよーく見てみるんです。
目を引いたものは写真なのか、色なのか、文字なのか
それを観察するんです。
『なるほどこういう配置にすると目を引くのか』
『このカラーリングは優しい感じがする』
『このフォント(文字)は読みやすい・・・』
など様々な事を学べます。
ただ『デザインが良い』ではなく『なぜこのデザインがいいのか』を多面的に考えてみるという事が非常に勉強になることが分かりました。
簡単に言うとデザインをばらして考えてみるという事です。
※バラして考えるはこの記事でも説明しています
表面的に捉えるのではなくバラして多面的に捉えてみると普段はスルーしていた情報が手に入るようになります。
この知識があるかないかで、同じデザインを見た時の情報量が格段に変わります。
毎日ちょっとずつこの視点でデザインを観察してみてください。
見え方が変わるはずです。
5.多面的を実践してみて

多面的な見方を実践し始めてからデザインの見え方が変わりました。
街中を歩いているときに目につく看板、貼ってあるポスター、WEB広告の画像、雑誌の表紙、中身の構成。
多面的に観察してみると
・なぜこの構図にしたのか
・僕だったらこうするな
・なるほど若い人向け雑誌はポップなカラーを使っているな
・なぜこの本に視線を奪われたんだろう
など、それだけで勉強になることが多いことが分かったのです。
多面的な見方に慣れてきた頃でしょうか、自分でも納得のいく自分だけのオリジナリティがあるデザインが出来るようになりました。
周りからもポップな作風が可愛いとか、合ってると言われるようになったりもしました。
自分の目指すべきデザインの道が見えた瞬間でした。
それから自分の作品に自信が持てるようになり、さらにデザインが楽しくなったことを覚えています。
真似というのは外部的、練習したりするにはとてもいいのですが、内面的な部分、自分らしさを出すためには毒にもなるのです。
今は初心者デザイナーですが慣れてきたら『自分らしさ』を売りに活動しなくてはいけません。
今の内から『多面的』に情報をどんどん取り入れておくと他のデザイナーとは違う、先を行くデザイナーになっているかもしれません。
ただ漠然とデザインをするのではなく、考えを巡らせ答えを出して、行動をする。
これだけで他のデザイナーとは違う自分だけのデザインが出来るようになると僕は考えています。

このサイトでそのお手伝いをさせてください!
6.最後に

多面的ね

そうデザインも自分も多面的に見て考えてみると面白い発見があるよ!
いかがでしたでしょうか?デザインを多面的に見てみるというお話しでした。
僕自身もデザイン系のブログや動画を拝見することが多いのですが、どれも外面的な話(イラレの使い方とか)ばかりだったので、グラフィックデザイナーが何を考えデザインをしているのか?こういう記事が合ってもいいのではと思い執筆させていただきました。
とにかくがむしゃらに練習するというのは僕からするとあまり効率のいいことではないと思っていて、無駄を省略して必要な情報だけを効率よく手に入れるという事が上達の近道だと思っています。
このようにこのブログでは初心者がグラフィックデザイナーになれるブログを更新中です。
・Illustratorの操作が分からない!
・どうやってロゴを作成しているのか流れを見てみたい!
などなどIllustratorでのお困りごとがありましたら
YouTubeLiveを始めてみましたので気軽に遊びに来てください!
不定期開催になっています
これからも
・何かを始めてみたいけど何の取り柄もない・・・
・副業してみたいけど出来る事を探している
・デザインには興味あるけど何から始めたらいいのか分からない
という方向けに有益な情報をお届けできたらと思っていますので引き続きご愛読いただけると幸いです。
