グラフィックデザイナーが気を付けるべき事!初心者に教えたい『商用利用』の注意点とは?【イラレ】【独学】

目次
1.はじめに
- こんにちは!Illustrator歴14年!なんやるです。
- 本日は独学で覚えたい!初心者です!という人向けに『商用利用について』のお話をさせて頂きます。
デザインに必要不可欠な要素、フォントやイラストなどを使用する時に必ず出てくる『商用利用』
そもそも商用利用ってなんなの?商用利用ってどこまで使用していいの?など初心者が勘違いしやすい所をお話しさせていただきたいなと思います。
『商用利用OK』と書いてあったらなんにでも使っていいわけではありませんよ!
では良かったら最後までお付き合いください!
※この記事は約15分で読み終わります。

こんな人におすすめ
・商用利用?って人
・商用利用について学びたい人
・商用利用はどこまで使ってOK?
・とりあえず色々教えて欲しい人

商用利用ってなに?

初心者の方や、副業でデザインやりたいという人は絶対に覚えておいた方が良いよ!
2.興味があればこちらもどうぞ
■前回の記事■
Illustrator初心者向け!よく使うおすすめウィンドウ設定!これで初期設定は解決【独学】【副業】
◆分からない用語が出てきたときはコチラもどうぞ◆
イラレ初心者必見!イラレ初心者でもこれは覚えておくべき!知っておきたい基本ワード20選解説!【独学】
3.商用利用とは?

商用利用
「商用利用」とは、 営利目的で利用すること を指します。
つまり、直接的または間接的にお金を得るために何かを使うことです。
めちゃくちゃ簡単に言うと、商用利用はそれを使ってデザインしたものを販売したら商用利用になりますよ!
間接的だとしても先々お金が発生するならそれも商用利用ですよ!
という事になります。
例えば、フリーサイトからダウンロードしたイラストを、Tシャツにプリントしてそれを販売しました!これは商用利用になります。(直接的)
また同じくフリーサイトからダウンロードしたものをHPに使用しています。今後そのHPは広告などを貼って収益を得る予定です!(間接的)
この場合も商用利用になります。
すぐにお金を得る場合であっても、先々お金が発生しますの場合であっても『商用利用』になるわけです。
つまりお金に関わる利用目的の場合は『商用利用』になると覚えてもらって問題ありません。
商用利用の具体例
- 商品パッケージや広告にイラストや写真を使う
- YouTubeやブログで収益化しているコンテンツに素材を使う
- 販売するグッズ(Tシャツ、ポスターなど)にデザインを使う
- 会社のホームページや販促資料に利用する
ただ何でもかんでも『商用利用』になるわけではなく、商用利用にならない場合も存在します。
商用利用にならない具体例
- 学校の課題や研究発表での使用
- 趣味で個人的に作品を作る場合
- 収益化していないSNSの投稿に利用する場合
といった感じで、商用利用になる場合とそうならない場合とが存在します。
特にグラフィックデザインというのはフリー素材やフォントなど色々な物を使用するため、この商用利用には注意が必要です。
次に商用利用の注意点をまとめていきたいと思います。

トラブル回避のためにもしっかり覚えていきましょう!
4.商用利用の注意点

商用利用での注意点をまとめてみました。
商用利用の注意点
- サイトによって商用利用の定義が違う
- フリー素材は商用利用不可、使いたければ追加料金払ってのパターンも
- でもお金を払ったからすべてに使えるわけではない
- フォントも商用利用可能か調べる必要がある
☑サイトによって商用利用の定義が違う
商用利用はサイトによってすべて定義が違います。
AというサイトとBというサイトがあったとして、どちらも商用利用OKなサイトだったとしましょう。
どちらも商用利用OKと書いてあるんだから好きに使っていいんでしょう?と思ってしまった方は注意した方が良いです。
利用規約を細かく読んでみると
Aサイト『すべてのコンテンツに利用可能です好きに使ってください』
Bサイト『商用利用可能だが、素材が主要コンテンツとなっている制作物には使えません』
となっていた場合どうでしょう?
Aは文字通り好きに使って構いませんが、Bは商用利用するにもさらに制約がかかります。
こういった細かい定義がサイトごとにあるので気を付けないといけません。
☑フリー素材は商用利用不可、使いたければ追加料金払ってのパターンも
サイトにでかでかと『商用利用OK』と書いてあったとしても、それは追加料金を払った場合に利用可能になりますのパターンもあります。
またフリー素材も商用可能だが、追加料金払わないと商品のラベルには使っちゃダメね!なんていう指定をしてくる場合もあります。
☑お金を払ったからすべてに使えるわけではない
課金したから好きに使うぞ!と思ったそこのあなたも注意が必要です。
課金した人はここからここまで使ってOKです!でもこれには使えませんよなど制約がある場合があります。
☑フォントも商用利用可能か調べる必要がある
フォントも注意が必要です。
フォントにも、もれなく商用可能、不可能が存在します。
『フォント フリー』などで調べるとたくさんのフォントが出てくると思います。が、フリーだから好き勝手使っていいんだ!という訳ではありません。
あくまでも自由にダウンロードしてくださいねという意味合いが多いので注意が必要です。
さらに注意が必要なのが、パソコンを買った時にフォントがダウンロードしてあります。
これにも注意が必要で、元々PCに入っているフォントだから商用に使って問題ないでしょ!という訳ではありません。
あくまでも個人使用の範囲でのみ使用可能な場合があります。
といった具合にダウンロードフリー!や、課金したから大丈夫!は気が付いたら著作権を違反していたなんて場合もあります。
このサイトではグラフィックデザインになれる方法を紹介しているわけですが、グラフィックデザインになるという事はいずれクライアントさんから仕事の依頼が来るかもしれません。
そうなった場合、商用利用不可や商用利用に制限があるイラストやフォントを好き勝手使用してデザインをし、クライアントさんに納品してしまうと、クライアント側が罰せられる可能性が出てきます。
そうなるとあなたの信頼もガタ落ちですよね?そうならないように次に説明することを守るようにしましょう。

僕も初心者の頃フリー素材なのだから好きに使っていいんだなんて勘違いしていた時期がありました。
5.サイトの利用規約を隅々まで見よう

当然といえば当然ですが、使用前にサイトの利用規約を隅から隅までなめるまわすように読んでください。
読んでも良く分からなければ、サイトの管理者に問い合わせをしてみましょう。
「え?めんどくさい」と思う人もいるかもしれませんが、人から依頼を受けて仕事としてデザインするのであればめんどくさいと言ってられません。
今は自分のためにしか使わないし関係ないや!という方もいつ人からデザインを頼まれるようになるか分かりません。
とにかく「これは商用利用可能なのか?」「商用利用可能とは書いてあるけど利用規約的にはどうだろう?」と常に疑問を持ち調べる癖をつけてください!
対策としてはこれしかありません。繰り返しになりますがとにかく疑問を持ち調べる癖をつけてください!

大切なことなので2回言いました!
6.最後に

商用利用ってなんにでも使っていいわけではないんだね

恥ずかしながら僕も勘違いしていた時期があったよ・・・
いかがでしたでしょうか?本日は『商用利用』ついてお話しさせていただきました。
商用利用OKと書いてあっても『ロゴには使用しないでください』『サイト名を記入してください』『商標登録はできません』『無料機能は商用利用不可』など規約+制約があるサイトが多いです。
みなさんもこの辺を間違えないようにしっかり利用規約を読んで理解をしてから使用するようにしましょう。
クライアントさんがいる場合は、『商用利用不可だったーHAHAHA』では済みません。
グラフィックデザイナーになるのであれば避けて通れないものですので、とにかく『調べる癖』をつけて、気になったらとにかく調べて調べて調べつくしましょう。何かを極めるということはそういう事です。
このようにこのブログでは初心者がグラフィックデザイナーになれるブログを更新中です。
・Illustratorの操作が分からない!
・どうやってロゴを作成しているのか流れを見てみたい!
などなどIllustratorでのお困りごとがありましたら
YouTubeLiveを始めてみましたので小さなことでも気軽に聞きに来てください!
不定期開催になっています
これからも
・何かを始めてみたいけど何の取り柄もない・・・
・副業してみたいけど出来る事を探している
・デザインには興味あるけど何から始めたらいいのか分からない
という方向けに有益な情報をお届けできたらと思っていますので引き続きご愛読いただけると幸いです。
