独学でイラレを始めたい!初心者はどんなパソコン使えばいい?グラフィックデザイナーになりたい人向けに解説

目次
1.はじめに
- こんにちは!Illustrator歴14年!なんやるです。
- 本日は独学で覚えたい!初心者です!という人向けに『イラレを始めてみたいけどパソコン持ってません!どんなパソコン買えばいいの?』という人向けにお話しさせていただきます。
以前軽くお話はしたのですが、今回はパソコン初心者に向けてどんなパソコンを買えばいいのか、パソコンを買うにしてもどこに注目したらいいのかをお教えできればと思います。
パソコンは持っているけどIllustratorが動くか心配なんていう方もあわせてどうぞ!
結論から言うと、『中古パソコンで十分、だけど先のこと考えると良いパソコンを買ってしまってもいい』といった感じです。
では良かったら最後までお付き合いください!
※この記事は約15分で読み終わります。

こんな人におすすめ
・イラレをやるのにパソコン欲しい!という人
・パソコンは持っているけどスペックが心配
・とりあえず色々教えて欲しい人

パソコンなんてどれでもいいんじゃないの?

Illustratorをやるためにパソコンの必要スペック(パソコンの出せる力)というものがあるんだけど、まずはそれを解説しよう!
2.興味があればこちらもどうぞ
■前回の記事■
独学でIllustratorを覚えるのは可能なの?独学で覚えるメリットデメリット【イラレ】【デザインスクール】
◆分からない用語が出てきたときはコチラもどうぞ◆
イラレ初心者必見!イラレ初心者でもこれは覚えておくべき!知っておきたい基本ワード20選解説!【独学】
3.パソコンのスペックとは?

パソコンのスペックとは
「パソコンのスペック」とは、そのパソコンが持っている性能や仕様のことを指します。
いわゆる「パソコンのスペック表」を見ると、そのパソコンがどのくらい処理できるのか、どんな作業に向いているのかが分かります。
- CPU(プロセッサー)
- パソコンの「頭脳」にあたる部分。
- 高性能なほど処理が速く、複雑な作業(動画編集、3D制作、ゲームなど)が快適。
- Intel(Core i3/i5/i7/i9)やAMD(Ryzenシリーズ)などが代表的。
- メモリ(RAM)
- 作業台の広さ。
- 多いほど同時に複数のアプリを開いてもスムーズに動く。
- 一般用途なら 8GB以上、動画編集やデザインなら 16GB〜32GB以上が目安。
- ストレージ(HDD / SSD)
- データを保存する場所。
- HDD:容量は大きいが遅い。
- SSD:高速で起動や読み書きが速い。最近はSSDが主流。
- 容量は用途によって 256GB〜1TB以上。
- GPU(グラフィックスカード)
- 映像処理を担当。
- ゲーム、動画編集、3DCG制作では必須。
- NVIDIA(GeForceシリーズ)、AMD(Radeonシリーズ)が有名。
- OS(オペレーティングシステム)
- Windows、MacOS、Linux など。
- 使いたいソフトによって選択肢が変わる。
- ディスプレイ
- 解像度(フルHD、4K など)、サイズ(13インチ、15インチ、27インチ など)。
- デザイン作業なら色再現性(sRGBやAdobeRGB対応)も重要。
- その他の要素
- バッテリー駆動時間
- 接続端子(USB、HDMI、Thunderbolt など)
- 重さやサイズ(持ち運びやすさに影響)
以前にもお話ししましたが
『パソコンのスペックとは戦闘力の事です』
当然戦闘力が高ければ高いほど、能力値は高くなり出来る事が増えていきます。
この戦闘力を、パソコンではスペックと呼んでいます。
パソコンは
- CPU
- メモリ
- ストレージ
- OS
- ディスプレイ
- その他の要素
で構成されています。
このどれかが、ずば抜けて能力が高ければ快適に動かすことが出来るという訳ではなく、バランスを考えてすべての能力値を上げていくことで戦闘力の高いパソコンが生み出すことが出来るという事です。
例えば人間で考えてみましょう。
凄く頭が良く、なんでも高速に同時に処理できる頭脳を持った人がいたとしましょう。

この人が勉強をしようと考え、テーブルに参考書をたくさん広げたいと考えていますがそのテーブルはすごく小さい。
この場合どうなるかというと、テーブルに参考書を広がられないので1つの作業をこなしたら一度テーブルの上を片付けて、新たな参考書を開き、また作業に取り組むようになりますよね?
同時に処理できる能力があるのにもかかわらず、単発で処理が終わったら、片付けてまた単発で処理を繰り返すようになるわけです。
これでは効率が悪いですよね?

ではこの人が快適に効率よく勉強するためにはどうするのが良いのか?
簡単ですよね?テーブルを大きくすればいいんです。

このようにパソコンで何か作業をしようと思った時に、頭の回転力や机の大きさ、持続力を含めた、パソコンのスペックというものが重要になってきます。
3Dゲームのようなたくさんの情報を使うようなものでは高い能力を持ったパソコンが必要になりますし、インターネットでYoutubeを見れればいいや位なのであればそこまで高い能力はいりません。
このように使用用途に合わせて、パソコンを選んでいく必要があります。
では次にIllustratorを使うためにはどういったスペックのパソコンを買えばいいのかを考えていきましょう。

Illustratorを使うだけだったらそこまでのスペックのパソコンは必要ありません。
4.Illustratorに必要なスペック

まずはIllustratorを使用するために必要なスペックを見ていきましょう。
Adobeの公式サイトに行くとアプリを使用するためのパソコンのスペック表が出てきます。
Illustrator推奨スペックはコチラ
プロセッサー | Intel マルチコアプロセッサー(64 ビットサポートを含む)SSE 4.2 以降または AMD Athlon 64 processor には SSE 4.2 以降がインストールされています。 |
オペレーティングシステム | Windows 11 v23H2、v22H2、および v21H2、Windows 10 v22H2 および v21H2注意:Windows 10 バージョン 1507、1511、1607、1703、1709、1803、1809、1903、1909、2004、20H2、21H1 ではサポートされていません。 |
RAM | 8 GB 以上の RAM(16 GB 以上を推奨) |
ハードディスク | 2 GB 以上の空き容量のあるハードディスク(インストール時には追加の空き容量が必要)、SSD を推奨 |
モニターの解像度 | 1024 x 768 以上の画面解像度をサポートするディスプレイ(1920 x 1080 以上を推奨)Illustrator でタッチワークスペースを使用するには、Windows 10 を実行しているタッチスクリーン対応タブレット / モニター(Microsoft Surface Pro 3 を推奨)が必要です。 スケーラブルな UI の制限事項:必要な最小モニター解像度は 1920 x 1080 です。 |
GPU | GPU パフォーマンス機能により Illustrator のパフォーマンスを向上させるには、Windows は次の条件を満たす必要があります。 1 GB 以上の VRAM(4 GB を推奨)があるOpenGL バージョン 4.0 以上をサポートしているパンとズームのパフォーマンスを最適化するには、少なくとも 1.5 GB の VRAM が必要です。 アウトラインモードの制限事項:必要な最小モニター解像度は、幅または高さの解像度 2000 ピクセルです。 GPU デバイスドライバーをインストールして更新していることを確認します。 |
インターネット接続 | 必要なソフトウェアのライセンス認証、サブスクリプションの検証、およびオンラインサービスの利用には、インターネット接続および登録が必要です。1 |

はい、よく分かりませんね。解説していきます。
☑プロセッサー
CPUの事です。
WindowsパソコンではIntel(Core i3/i5/i7/i9)系のCPUであることが多いです。
一概には言えないですがCPUの見方も簡単に説明しておきます。

基本的にはCPUの性能は数字が高いと強いと思ってもらって構いません。
adobe Illustrator推奨スペックでは
『Intel マルチコアプロセッサー(64 ビットサポートを含む)SSE 4.2 以降または AMD Athlon 64 processor には SSE 4.2 以降がインストールされています。』と表示があります。
ぶっちゃけ僕もなんとなくしか分かりません。(え
なので
とりあえずこれだけ覚えておいて
- Intel Core i5 / Ryzen 5 以上
- 4コア以上、クロック数 3.0GHz 以上
- 第10世代以降のCPUなら特に快適
- 『64ビット(bit)』と書いてある方にしておきましょう
これを目安にしていただければいいと思います。
☑オペレーティングシステム(OS)
僕はWindowsのOSですのでWindowsでお話ししますが、今はWindows11が主流です。
というよりWindows 10 のサポートは 2025年10月14日までになっていますので、これからパソコンを買う予定のパソコン初心者の方はWindows11搭載のパソコンを買うのをおすすめします。
アプリケーションというのはOSに対応していないと使用できません、新しいOSが出れば当然メーカーは新しいOSに合わせてアプリケーションをアップデートします。
サポートが終了するという事は、そのOSの需要が無くなるという事になります。
アプリケーションのメーカー側も需要のないOSを対応させても意味がないので最悪の場合アプリが使えなくなる可能性があります。
WindowsであればWindows11のパソコンを買うようにしましょう。
☑RAM(メモリー)
Illustratorだけで言えばメモリーは8GBでも十分動きます。
ただしデータが重くなると操作に不具合や、画面が硬直したり、保存に時間がかかったりとあまり良いことがないので、16GB以上のパソコンがあると安心です。
ちなみにメモリは増設(8GB→16GBのように増やす)することも可能ですのでとりあえず8GBで試してみて後で増設という事も出来ます。
☑ハードディスク(HDD・SSD)
数字がデカければ保存できるデーターが増えますよ!という事です。
推奨には2GB以上と表記がありますが、2GB以下のハードディスクを積んだパソコンなんて今の時代存在しませんのでなんでもいいと思います。
少なくとも256GB位は積んであると思うので、たくさん保存したい人は512GB、1TBの物を探してみても良いかもしれませんね。
☑モニターの解像度
最低 1024 x 768 以上の画面解像度をサポートするディスプレイ
推奨 1920×1080以上の画面解像度をサポートするディスプレイ
という事になります。
モニターを新品で買うなら問題なくクリアできます。
中古だとしても余程古いモニターでなければ大丈夫だと思います。(責任は持てませんので購入前に必ずよく調べてくださいね)
ノートPCの場合はスペック表に書いてあるので必ずチェックしてください(解像度の欄にFULL HDとかフルHDとか1920×1080とか書いてあればOK )
☑GPU
気にしなくていいです。
はい、気にしなくていいです。
一応解説すると、映像処理のパーツです。
これがあるとIllustratorの一部の能力が向上します。
グラフィックデザインだけなら気にしなくていいです。
3Dゲームがやりたかったらよく調べてください。
☑インターネット接続
Illustratorは一度インストールして認証してしまえばオフラインでも使用可能です。
ただし一部ネット回線を使用した機能(AI生成)が使用不可になります。
まぁなるべくならネットにつないで使用することが望ましいですが、繋いでなくても使用はできます。
もちろんダウンロードするときなどは必要なのでネット環境は必須ですよ!!
まとめると
- オペレーティングシステム(OS)はWindows11にして、64ビットと書いてあるものにしよう
- RAM(メモリー)は最低8GB 16GBあると安心
- ハードディスク(HDD・SSD)はどっちでもいいけど今の主流はSSD
- モニターの解像度は余程古いモニター、ノートPCを 使っていなければ大丈夫
- GPUは気にしなくて良い
- インターネット接続は出来るでしょ?なら大丈夫!

こんな感じでございます。参考になりましたか?
5.Illustratorが動かせる中古パソコンの値段を調べてみた

さてここからは、Illustratorを動かすことが出来るノートPCの値段を調べてみようという事で
中古パソコンをお探しならこちらから!
『中古パソコン直販』で探してみました。
最低限使用できるデスクトップ・ノートPCを調べてみました。(あくまでも参考で・・・)
デスクトップPC(A) | ノートPC(A) | |
値段 | 2万円~(モニター別) | 3万円~ |
OS | Windows11 | Windows11 |
年式 | 2018 | 2019 |
CPU | Intel Core i5 | Intel Core i5 |
ストレージ | SSD 256GB~ | SSD 256GB~ |
メモリ | 8GB~ | 8GB~ |
液晶 | 1920×1080(フルHD) |
調べてて思わず「安っ!」と言ってしまった・・・
今はこんなに安くPCが買えるんですね・・・良い時代や。
ちなみに商品名などはあえて記載しておりません。
何故かと言いますと、購入はあくまでも
『自己責任、自己判断でお願いしたい』からです
というのも、パソコンというのは機械です。いつかは壊れます。
いくらIllustratorが動くパソコンを中古で買ったとしても
すぐに壊れるかもしれないし、5年使えるかもしれない。さすがにそれは僕にも分かりません。たぶんパソコンSHOPの人も分かりません。
僕は今まで中古パソコンを複数台購入してきましたが、今まで不具合という不具合はなかったです。が、たまたま運が良かっただけかもしれません。
『お前が勧めたパソコン買ったのにすぐ壊れたぞ!』と言われても責任取れませんので、詳細は記載しません。
最後は自分で決断してご購入ください。
年式が古いと当然パソコンは安くなります、ただその分故障する確率も上がります。
心配だったら上記のスペック以上の新品のパソコンを買うか、中古SHOPのお店の方に必ず相談してくださいね!

重要な事です!お願いします!
6.デスクトップとノートはどちらが良いのか

さて最後にデスクトップと、ノートPCどっちが良いの?というお話をして締めくくりたいと思います。
結論としては当然

どちらにもいい面があるのですが、僕は断然ノートPCをおススメします。
理由としてはグラフィックデザインというのはかなりの集中力が必要で、家のだけで集中できるのであればデスクトップでもいいと思うのですが、僕は1時間頑張ると集中力が切れます。
そんな時に別の場所で作業をしたいと思うことが多々あります。
ノートPCだと別の場所で作業したい時にすぐに移動できる強みがあるんですよね。
カフェに行ってみたり、図書館に行ってみたり、場所を選ばず作業が出来るというのは僕にとってはかなりの強みなので、ノートPCをおススメしています。
難点としては電源がある場所じゃないとすぐにバッテリーが切れてしまう所でしょうか?(僕のパソコンで約1時間)
もっと長時間作業したいのであれば、バッテリー持ちもパソコンを買うときの検討項目に入れても良いかもしれませんね!
ご自身の状況や環境にもよると思いますので、その辺はよく考えてみてくださいね!

僕はノート推しです!でも色々なシチュエーションを考えてご判断ください!
7.最後に

パソコンムズカシイ

分からないことはとにかく調べて自分にとっての最適解を探しましょう
いかがでしたでしょうか?本日は『初心者向け!Illustratorを始めるにはどんなパソコンを使えばいい?』という事についてお話しさせていただきました。
ちょっと長くなってしまいましたが、少しは参考になりましたでしょうか??
このようにこのブログでは初心者がグラフィックデザイナーになれるブログを更新中です。
・Illustratorの操作が分からない!
・どうやってロゴを作成しているのか流れを見てみたい!
などなどIllustratorでのお困りごとがありましたら
YouTubeLiveを始めてみましたので小さなことでも気軽に聞きに来てください!
不定期開催になっています
これからも
・何かを始めてみたいけど何の取り柄もない・・・
・副業してみたいけど出来る事を探している
・デザインには興味あるけど何から始めたらいいのか分からない
という方向けに有益な情報をお届けできたらと思っていますので引き続きご愛読いただけると幸いです。

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