【初心者向け】余白の使い方でデザインが変わる!グラフィックデザインにおける「余白の美学」【独学】

目次
1.はじめに
- こんにちは!なんやるです。
- 本日は『余白』というものに関して考えていきましょう。
「デザインがなんとなくごちゃごちゃする・・・」
「プロっぽく見えない・・・」
そう悩んでいる初心者さんいますよね?いるはずです。だって僕もその1人だもの・・・
それ余白の使い方が原因かもしれませんよ?
余白を意識するとデザインが整理整頓されデザインセンスがさらに磨かれます!そんな『余白』を一緒に学んでいきましょう!
では良かったら最後までお付き合いください!
※この記事は約15分で読み終わります。

こんな人におすすめ
・デザインがなんかごちゃごちゃする
・隙間があると埋めたくなってしまう
・グラフィックデザインのテクニックを学びたい

余白?そんなもの無い方が良いんじゃないの?

それは初心者の考え!余白があるとキレイに見えるんよ
2.興味があればこちらもどうぞ
■前回の記事■
【イラレ】Illustrator初心者向け!簡単に出来る!SNS用アイコンを作成してみよう!
◆分からない用語が出てきたときはコチラもどうぞ◆
イラレ初心者必見!イラレ初心者でもこれは覚えておくべき!知っておきたい基本ワード20選解説!【独学】
3.そもそも余白ってなんなの?

余白とは
「余白(よはく)」とは、デザインやレイアウトにおいて、あえて何も配置しない空間のことを指します。
英語では「white space(ホワイトスペース)」とも呼ばれますが、必ずしも白い必要はありません。背景が黒や色付きでも「余白」として機能します。
デザインにおける「余白」とは、要素が何も置かれていない空間のことで、名前に「白」とついていますが、背景が色付きでも「余白」です。
デザインにおける余白は様々な所に存在します、分かりやすく僕のサイトのロゴ元に図で解説いたしましょう!
元画像

余白追加画像

ロゴ周りの余白はもちろん文字と文字の間(字間)や行と行の間(行間)もデザインでいう所の余白です。
今回はこの余白を意識して見ましょうというお話です。
テクニックというよりはこういう考え方を取り入れて、デザインの幅を広げましょうというお話です。
他の記事でも何度も言っていることですが、このブログは『グラフィックデザイン初心者』または『自分には何の取り柄もない』と思い込んでいる人向けに執筆していますので、初歩の初歩です。
デザイン中級者以降でテクニックを知りたい方は他のブログや、動画など調べてみると良いかもしれません。

あくまでも始めてみたい方、初心者の方向けに説明していきます。
4.初心者が陥る『余白恐怖症』

『余白恐怖症』という言葉はご存じでしょうか?ご存じないですか?それはそうです、今僕が考えました。
僕もIllustrator、グラフィックデザイン初心者の頃上記の症状に悩まされました。
余白があることがなぜか気になりだしてすべて埋め尽くしたくなってくる・・・それが『余白恐怖症』です。
余白恐怖症は恐ろしく、気になりだすとすべての余白をギッチギチに埋め尽くさないと気が済まない、結果デザインの風通しが悪くなり最悪の場合一生懸命作ったデザインが ボツ になるという恐ろしい病気なんです。
僕が余白恐怖症に悩まされていた時のデザインを、当時を再現して作成してみたいと思います。

Oh…ギッチギチ…………..
初心者の頃作った作品は本当にこんな感じでした。ギッチギチもギッチギチ。
とにかく隙間という隙間が気になってとにかく何とかして埋めるんだ!と息巻いていたように感じます。
どうですかこの作品?なんとなく読む気が起きなくないですか?ギチギチすぎて風通しが悪いと言いますか・・・気持ち良くないですよね?
これをしてしまうのが余白恐怖症です。余白を気にするあまり、色々なオブジェクトで埋め尽くし、読み手の気持ちは一切無視という状況を作ってしまうのです。

なんて恐ろしい病気・・・!!
5.余白の力をご覧あれ

さて余白恐怖症の怖さが伝わったところで、ここからは先ほどの画像をIllustrator歴10年以上の僕が添削していきたいと思います。
とにかく余白を意識して作成していますので違いを見つけていただけたらと思います。
元画像

余白を意識したver

さぁどうでしょう?どちらが見やすいですか?基本的な構図は変えていないのでデザイン性としては「んー?」ですが見やすさは余白を意識したほうが見やすくなったんじゃないでしょうか?
画像と画像の間隔、文字と文字の間隔、行と行の間隔、イラストとイラストの間隔を変えるだけでもぐっとデザインが変わりますよね?
これが余白の力です(ドヤッ)

余白もデザイン!
6.なぜ余白が大切なの?

さて、余白の力をなんとなく感じてもらえてところで『なぜ余白が大切なのか』という事をお話しを4つに分けてお話ししていきたい思います。
✅1. 情報を整理し、伝えやすくする
余白は、情報をグループごとに視覚的に分ける役割を果たします。
ちょっと分かりづらいですね。たとえば、見出しと本文の間にしっかりと余白があると、それぞれが別の情報として認識されやすくなります。
簡単に言うと、人が見た時に余白があると脳内で勝手にグループ化をして情報が伝わりやすくなるといった感じでしょうか?
余白があると

こう脳内変換してくれている

✅2. 読みやすさを向上させる
テキストの周りに余白があることで、視線がスムーズに流れるようになります。
逆に、文字が詰まりすぎていると、読者は読むのをやめてしまうこともあります。
特に初心者が見落としがちなのが『行間』です。
これを広げるだけでも、文章の印象はぐっと良くなります。
✅3. 視線誘導ができる
人の視線は、余白のあとにオブジェクトが来ると自然とそこに目が向かいます。
つまり、余白を使って「どこを見てほしいか」をコントロールできるのです。
例えば写真をメインに見せたいなと思ったとしたら

こう余白をとってあげると写真に目がいきませんか?
余白をとることは視線の誘導をするデザインの重要なテクニックなのです。
✅4. 高級感・洗練された印象を演出できる
高級ブランドの広告や、デザイン雑誌に共通するのが『余白の上手さ』です。
余白には「余裕」「品格」「自信」を感じさせる力があります。
例えばスーパーのチラシと高級ブランドの広告、見比べると一目瞭然ですよね。

以上です、詰め込みすぎてもしょうがないので今日はなんとなく理解できればOKですよ!
6.最後に

余白の重要性ね

余白は本当に大切なんよ、これを機会に意識してみてね!
いかがでしたでしょうか?初心者向けに『余白』について解説させていただきました。
初心者の方が陥る『余白恐怖症』の恐怖と『余白の大切さ』が少しでも伝わりましたでしょうか?
デザインがうまくいかないときは、「何かを足す」のではなく、余白を取ってみることから始めてみましょう!
このようにこのブログでは初心者がグラフィックデザイナーになれるブログを更新中です。
・Illustratorの操作が分からない!
・どうやってロゴを作成しているのか流れを見てみたい!
などなどIllustratorでのお困りごとがありましたら
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これからも
・何かを始めてみたいけど何の取り柄もない・・・
・副業してみたいけど出来る事を探している
・デザインには興味あるけど何から始めたらいいのか分からない
という方向けに有益な情報をお届けできたらと思っていますので引き続きご愛読いただけると幸いです。
