独学でも覚えられるIllustrator!文字のアウトライン化とは?初心者でもわかるやり方と注意点

目次
1.はじめに
- こんにちは!Illustrator歴14年!なんやるです。
- 本日は独学で覚えたい!初心者です!という人向けに『文字のアウトライン化』のお話をさせて頂きます。
文字のアウトライン化は印刷会社に印刷をお願いする時など、グラフィックデザイナーを目指すには必須のテクニックになります。
その他にも文字の編集がしやすくなったりなどメリットもたくさんありますのでその辺もご説明させていただきます。
今日も一緒にしっかり覚えて昨日の自分より1歩前進しましょう!日々精進です!
では良かったら最後までお付き合いください!
※この記事は約15分で読み終わります。

こんな人におすすめ
・文字のアウトライン?という方
・文字のアウトライン化のやり方を知りたい
・何から覚えたらいいか分からないからとりあえず何か教えて

まーた、わけのわからない言葉が・・・

言葉は難しそうだけど中身は簡単だから大丈夫!
2.興味があればこちらもどうぞ
■前回の記事■
独学で覚えるIllustrator!グラデーション・パターンの作り方を初心者向けに解説【イラレ】
◆分からない用語が出てきたときはコチラもどうぞ◆
イラレ初心者必見!イラレ初心者でもこれは覚えておくべき!知っておきたい基本ワード20選解説!【独学】
3.文字のアウトライン化とは?

アウトライン化
Illustratorなどのデザインソフトでいう「アウトライン化」とは、文字や線などのオブジェクトをパス(図形)データに変換することです。
もともと文字は「フォント情報」として表示されています。
フォント情報をアウトライン化するとフォントではなく、図形として扱える形になります。
文字からパスに変わるので、線を伸ばしたり縮めたり、大きくしたり小さくしたり容易に行えるようになります。
次にアウトライン化をすることによって何が出来るようになるのかを説明していきたいと思います。

アウトライン化はグラフィックデザイナーにとって必須!
4.アウトライン化をすると何が出来る?

アウトライン化をすると様々な事が出来るようになります。
アウトライン化をすると出来る事
・文字の細かい調整が出来るようになる。
・他のパソコンにデザインデータを移動しても文字化けが起こらない。
ひとつひとつ解説していきますね!
☑文字の細かい調整が出来るようになる。
アウトライン化をすることで、文字から図形に変わるため文字の形を自由に変えたりすることが出来るようになります。

図のように『炎』という文字を炎っぽく見せたりすることも可能になります。
もちろん炎っぽいフォントを探して使用することでも解決できますが、自分が「これだ!」と思ったフォントはなかなか見つかりませんし探す時間も勿体ないです。
それに仮に見つかったとしても権利の問題をクリアしてるものがなかなか見つかりません。
そういった場合はフォントをアウトライン化して、装飾をしてオリジナルとして作成したほうが早いです。
☑他のパソコンにデザインデータを移動しても文字化けが起こらない。
例えば、アウトライン化せずに文字(フォント)のまま他のパソコンにデザインデータを移動した場合、移動先のパソコンにも同じ文字データがあれば問題なく表示されるのですが、無い場合文字化けを起こします。
一方、図形などのオブジェクトは他のパソコンにデザインをデータを移動しても問題なく表示されます。
前述した通りアウトライン化をすると文字(フォント)は図形になりますので、他のパソコンでも問題なく表示されます。
フォントは種類が何十万種類と存在しているそうです。
なので同じフォントを相手が持っている可能性の方が低いですよね?
印刷会社さんにデータを納品する際など必須のテクニックになるので覚えておきましょう。

アウトライン化は便利!な反面デメリットもあります。
5.アウトライン化の注意点

アウトライン化をするデメリット
・文字の再入力が出来なくなる
・1度アウトライン化すると元に戻せなくなる
・データが重くなる
☑文字の再入力が出来なくなる
アウトライン化をすると文字の再入力が不可能になります。
例えば『本日は8月11日!いい天気』と入力をした後に『あ!今日は12日だった!』と気が付いたとしましょう。
ただのフォント情報だった場合は、11日を12日に修正すれば済みますが、アウトライン化した後だと修正が不可能になります。
特に長文を書いた後にアウトライン化してしまい、後で誤字に気が付いた時はものすごく萎えます・・・
☑1度アウトライン化すると元に戻せなくなる
アウトライン化をすると、元のフォント情報に戻すことが出来ません。
元に戻せないなら、また改めて同じフォントで文字入力すればいいじゃん!と思った方もいると思いますがそこに落とし穴があります。
同じフォントがどれか分からない・・・
という問題が起きます。
アウトライン化前のフォントは『フォント情報』が画面上部に表示されます。

これにより何のフォントを使っているのかすぐにわかるのですが、アウトライン化してしまうとフォントの情報が表示されなくなってしまいます。

これにより『同じフォントを使いたいのにどれだか分からない』という状況が発生してしまいます。
こうなると、同じフォントを使いたい場合どうするか

このように1個1個探すようになります・・・
僕も初心者の時、この作業を何回やったことか・・・探すのに時間もかかるし正直だるいです。
グラフィックデザイナーなら、きっと誰しもが通る道だと思います。
☑データが重くなる
これは副産物的なものですが、若干データが重くなります。
フォント情報よりも図形の方がデータが重いことが理由です。
ある程度スペックに余裕のあるパソコンであればさほど気にならないですが、ギリギリのスペックで作業しているとメモリ不足で画面がバグる可能性も出てきます。
以上になります。対策としては事前にアウトライン前の文字をコピーしてアートボード外に置いておくといいでしょう。
すればいつでもどのようなフォントを使用しているか確認が出来ますし、使いたい時にいつでも同じフォントが使えるようになります。

僕も癖が付くまで時間がかかったので意識してコピーする癖をつけましょう。
6.アウトライン化のやり方

文字のアウトライン化はとても簡単です。

①任意のフォントで文字を入力します。
②文字が入力出来たら、文字を選択後に右クリック
③アウトラインを作成をクリック
以上で文字をアウトライン化可能です。
7.アウトライン化した文字の種類を知る方法

おまけ程度のお話になりますが、最新のIllustratorにはアウトライン化してしまったフォントがなんというフォントなのか検索してくれる機能が付いています。
そのやり方もお教えしておきますね!

①アウトライン化した文字を選択
②右クリックからのRetepe(Beta)を選択 、マッチフォントを選択
③今持っているフォントの中から似ているものを検索してくれます。
☑注意点
ベータ版という事もあり、あまり正確ではありません。
あくまでも補助位で考えておくことをおすすめします。
正直この機能を使うより、アウトライン前の文字をコピーしてアートボード外に置いておいた方が、楽だし確実です。
8.最後に

アウトライン化覚えました!

お疲れさまでした!
いかがでしたでしょうか?本日は文字のアウトライン化についてお話しさせていただきました。
デザインデータを他のパソコンで使用する、印刷会社にデータを渡して印刷してもらうなど、自分のパソコン以外で作業をしたり納品したりする際に必須のテクニックになります。
僕も何度も失敗しながら、ちょっとずつ覚えましたので慣れるまで焦らずゆっくり進めていきましょう!
このようにこのブログでは初心者がグラフィックデザイナーになれるブログを更新中です。
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