Illustrator初心者向け！グループ化を使いこなすための基本ガイド！設定・解除方法も紹介【イラレ】

2025年12月7日 2025年12月7日

NanyaL

1.はじめに
- - こんな人におすすめ
2.興味があればこちらもどうぞ
3.Illustratorのグループ化とは？
4.グループ化のメリット
5.グループ化のやり方
- Illustratorのグループ化のやり方
- Illustratorのグループ化の解除のやり方
6.まとめ
7.最後に

1.はじめに

こんにちは！Illustrator歴14年！ロゴデザイナーのなんやるです。: 本日は独学で覚えたい！初心者です！という人向けにIllustratorの『オブジェクトのグループ化』についてお話ししていきたいと思います。

結論から言いますと『複数のオブジェクトを“ひとつのまとまり”として扱える機能』という事です。
バラバラの紙をホッチキスで留めて扱いやすくするイメージすると分かりやすいのではないかなと思います。

以前、別記事で簡単には説明しましたが、じっくり解説はしていなかったので初心者にも分かりやすく説明させていただきます。

では良かったら最後までお付き合いください！

※この記事は約15分で読み終わります。

こんな人におすすめ

・イラレのグループ化を教えて欲しい
・グループ化って何？
・初心者だからとりあえず何か教えて欲しい

前になんとなく説明してたよね

今回はやり方から使い方まで細かく説明するよ！

2.興味があればこちらもどうぞ

独学で覚えた僕が教えるグラフィックデザイナーとはなんなの？

■前回の記事■

イラレ初心者が最初の1ヵ月でやるべきことまとめ！初心者は何から始めるべき？？

◆分からない用語が出てきたときはコチラもどうぞ◆

イラレ初心者必見！イラレ初心者でもこれは覚えておくべき！知っておきたい基本ワード20選解説！【独学】

3.Illustratorのグループ化とは？

Illustratorでは、ロゴやアイコンなど、複数の要素で1つのデザインを作ることが多いため、グループ化はとても重要な機能です。
グループ化をすることで複数のオブジェクト(文字や図形)をひとつの図形として使用することが出来るため、位置調整や移動をする際に非常に便利な機能となっています。

例えばこのような背景のオブジェクト(図形)があったとしましょう。

この背景はバラバラにするとこの３つのオブジェクトで構成されていることが分かります。

もう背景と決まっているのなら、変更修正する必要がないので、この３つのオブジェクト(図形)を１つの図形として使いたくありませんか？
そんな時に使うのが『グループ化』です。

グループ化をすることによってバラバラのオブジェクト(文字や図形)をひとつのオブジェクトとして管理することが出来るようになります。

もうちょっと詳しくお話しします、続いてこのロゴをご覧ください。

今、このロゴはたくさんあるパーツを、１つのグループに設定しています。
全てのオブジェクト(文字や図形)も1つのパーツとして機能しているため移動が容易になります。

分かりやすく上記のロゴがグループ化されている場合と、されていない場合にどういった違いがあるのかご覧いただきましょう。

ご覧いただいた通り、『グループ化』されている方は、選択ツールで選択時にグループ設定してあるオブジェクト(文字や図形)がすべて選択されるため、まとめて動かすことが出来るようになります。
逆にグループ化されていない方は、すべてのオブジェクト(文字や図形)がバラバラになってしまいました。

このようにグループ化を使うとこで、効率をアップさせたり、移動させたり、細かいミスを減らしたりと様々な用途で使用することが出来ます。

その他にも様々なメリットが『グループ化』には存在します。
次に他にどんなメリットがあるのかお話ししていきたいと思います。

グループ化は初心者には必須テクニックです。

4.グループ化のメリット

グループ化のメリット

・まとめて動かせる

・サイズ変更がラクになる

・編集ミスを防げる

グループ化のメリットは主に上記の3つになります。

・まとめて動かせる

先ほど『3.Illustratorのグループ化とは？』で説明した通りになります。

100個あるパーツを１つ１つ移動していたら大変ですよね？
そんな時に100個のパーツを１個のパーツとしてグループ化をして移動すれば一瞬で作業が完了します。

デザインとは時間をかければかけるほどパーツ数が増えていきます、パーツ数が増えるという事は管理も大変になっていくという事です。

パーツをまとめて移動できるという事は時間短縮につながるという事になります。

・サイズ変更がラクになる

グループ化をすることでオブジェクト(文字や図形)を縮小拡大する作業が格段に楽になります。

格段に楽になると言いますか、文字や図形の数が多ければ多いほど『グループ化』を使わないと、とてもじゃありませんがオブジェクト(文字や図形)を縮小拡大できません。
グループ化がないと縮小している段階で文字や図形ががズレてしまったりするので、絶対に使えるようにしておいた方が良いです。

・編集ミスを防げる

グループ化しておくと、パーツがバラバラに動く事故を防げます。
『このオブジェクトはもう決定だからバラバラにしたくない』と思っている文字や図形がある場合グループ化をすることで、ズレたりすることを防ぐことが出来ます。

図のように、図形１、図形２、文字、のようにグループ分けすることで、それぞれのパーツをまとめておくことが出来るのでバラバラになったり、ズレることがありません。

ロゴの部分はそのままで、文字部分とのバランスを調整したいなどの時に使用する時に非常に便利です。

使い方は様々ありますが、どれもデザインする上で必須のテクニックになりますのでこの機会に是非覚えてみてください。

続いてグループ化のやり方について説明していきたいと思います。

様々な使い方が出来るのが『グループ化』のいい所

5.グループ化のやり方

では実際に『グループ化』と『グループ解除』をご説明していきたいと思います。
やり方はとても簡単なのですぐに出来るようになりますのでご安心ください！

Illustratorのグループ化のやり方

Illustratorのグループ化の解除のやり方

操作としてはこれだけになります。グループ化をしたいオブジェクトを選択してグループ化を選択するだけです。
この作業だけで全体の作業効率やミスが減るわけです。
Illustratorでデザインするならば覚えておくべき必須のテクニックです。
上記を参考にしながら何度も練習して、意識しなくても操作が出来るように覚えていきましょう。

グループ化を覚えてデザインスキルを磨いていきましょう！